暴落ウェルカム投資家のコラム:年収2,000万円の友人が、それでも「金」を積み立てる理由

投資

学生時代からの親友と久しぶりに投資の話をしました。

彼はサラリーマンとして年収2,000万円ほどあり、いわゆる高所得層に分類される人間で
しかも独身のため、生活にも余裕があると思っています。

それでも彼は、こう言いました。

サラリーマンとしてはこれ以上の収入増にはもう限界を感じている

この言葉が、とても印象に残りました。

増やすよりも備えるフェーズに入ったという感覚

彼は、ゴールドがまだ3000円台のころから積立をコツコツと続けています。



ただし、金について強気一辺倒というわけではありません。

「まだ上がる可能性はあると思う。ただ、もう十分高いとも感じている。だから月1万円に抑えている」

このスタンスが、いかにも彼らしい。

儲かるから全力ではなく、
「高いと思っているからこそ、やりすぎない」
この冷静さが、長く市場に残ってきた人間の判断だと感じました。

金を選ぶ理由は「恐怖」ではなく「構造」

彼が話していたのは、感情論ではありませんでした。

欧米と日本の給与差。

つまり、日本円ベースでは高く見える金も、
ドルやユーロで見れば、
まだ買える価格帯にいる人が多いということ。

そしてもう一つが、人件費高騰によって生じている企業収益の歪み。

とくに欧米では、その構造が無理を重ねており
いつ調整が来てもおかしくない、
そんな不安定さを感じていると言います。

さらに彼が注目していたのが、
アメリカ人の金融資産ポートフォリオにおける
ゴールドの比率でした。

「今、アメリカ人の資産に占める金の割合は極端に低い。
そこが0.01ポイント動くだけで、
莫大な資金が流れ込む可能性がある」

彼は、金が好きかどうかではなく、
資金がどこからどこへ動くのかを
冷静に分析していて、決して感情論ではありませんでした。

株を否定しているわけではない

誤解してはいけないのは
彼が株式投資を否定しているわけではないという点です。

「以前の水準なら株を買う。でも今は、少し怖い」

だから彼は、今はリスクを下げ飛んだ時に優良なものを買える体力を残す
という選択をしているのだと思います。

現金保有で来るべき日に備える個人投資家と似ています。

彼にとってのゴールドは儲けるための主役ではなく、
次の一手を打つための待機場所というように
ぼくには見えました。

一番印象に残った言葉

彼は最後にこう付け加えました。

「これは、あくまで俺の勝手な理屈だけどな」

この一言で、すべてが腑に落ちました。

自分の考えを絶対視せず、
状況が変われば修正する余地を残している。

僕と違い頭のいい彼らしいスタンスであり

だからこそ高所得であっても慢心せず
守りを選べるのだと思います。

最後に

年収が高いからリスクを取れるわけではなく、
むしろ高いからこそ、失わない選択をする人もいる。

今回の会話は、
いま何を買うかよりもどう構えているかが投資では大切なのだと、
改めて考えさせられました。

この考え方が、
これから投資を続けていく上での
ひとつのヒントになれば幸いです。

タイトルとURLをコピーしました