暴落ウェルカム投資家のコラム:ベースフード(2936)の光と影

投資

PER60倍の期待とユーザーの不信感——ベースフード投資に潜む、数字に見えない罠

期待値64年でも戻ってくるお金は8%

私自身BASEFOODは3年くらい前から朝食用にサブスクを愛用していて今は
VIPクラスですが、正直VIPに見合う特典が全く魅力ないと感じています。

そんなベースフード社の実態を知りたく思い数字を当たってみました。

数字を見ていると黒字化しているベースフードは株価も期待感で溢れているが
本当に買いなのでしょうか?

客観的な数字と組み合わせて検証してみたいと思います。

ベースフードは期待の塊かただのギャンブルか?

以下で、投資初心者が押さえるべき3つの指標をバッサリ斬ります。

PER 64倍の衝撃: 投資額を回収するのに64年かかる計算でこれはもはや
         将来の大成功を前提にした先行投資という名のギャンブルです。

ROE 20%超えの光:
稼ぐ効率はピカイチですが、その利益はどこから出ているのでしょうか?

PBR 12倍の影:
もし明日倒産したら投資額の12分の1しか戻らないという守りのない、攻め一辺倒の株。

ユーザー(私)からの警告:蒔いた種に水をやらない経営の危うさ

新規優先の光景

同社は広告やPayPay還元で新規を釣る一方で既存客へのマイル交換商品や還元は驚くほど弱い。

リピーターの不信感

大切にされていないと感じるリピーターが離れたとき
現在の低解約率という魔法は解けます。

現状は解約率3.5%で止まっているようですが、同様の健康パンが増えてくると
サブスク離れが懸念されます。

経営のドライさ

現状の利益をリピーターへの還元ではなく効率化や開発費などに全振りする姿勢は筋肉質な経営なのでしょうか?それとも愛想を尽かされる予兆なのでしょうか?

迫りくるグルテンフリーという名の刺客

健康トレンドの変化

物が溢れている今は空前の健康ブームですが、なかでも従来の全粒粉を使った栄養添加から引き算の健康(グルテンフリー・豆ベース)とトレンドは映っている背景があります。

ZENB(ゼンブ)等の台頭

知識をつけた優良顧客ほど、小麦ベースのベースフードから卒業していくリスクがあり
唯一無二だった目新しさの賞味期限が迫っています。

個人投資家はどう動くべきか?

大穴をねらうなら?(投資家目線)

この冷徹な拡大戦略が世界を飲み込むまで信じ抜くしかないと思います。
ただし、資産の大部分を突っ込むのはハイリスクすぎるという結論です。

ユーザーの回恋立ち回り方(愛用者目線)

サブスクに縛られず、解約して登録のみの休眠会員になるのが合理的でしょう。
キャンペーン時だけつまみ食いする身軽さが、結果的に一番得をします。


個人として数字上の効率は良いが、ユーザー視点での誠実さに欠ける銘柄は
私の投資方針からは外れます。

まとめ

投資の世界には百の指標より、一つの実感という真理があります。

今回、ベースフード(2936)を客観的な数字で分析して見えてきたのは
ROE 20%超えという超効率的な経営の裏側で、既存ファンが置き去りにされている
冷ややかな成長モデルでした。

利益をリピーターへの還元ではなく、さらなる原価削減と新規獲得のための広告費に投じる。
まいた種に水をやらず、新しい種をまき続けるスタイルは、資本主義的には正解かもしれません。

しかし、ユーザーが大切にされていないと気づき
ゼンブブレッドのような新しい選択肢へ目を向け始めたとき
その成長の魔法は一気に解けます。

決算書に並ぶ数字は、すべて過去の記録でしかありません。

それに対して、ユーザーが今抱いている「マイル景品、ショボくない?」「新規ばかり優遇されてない?」という不信感は、数ヶ月後の決算を先取りする「世界最速の先行指標」です。

PER 60倍超えという爆発的な期待値に乗ったギャンブルに挑むのか?
それともこの誠実さの欠如はいつか数字に現れると見て一歩引いた目線で見るのか。

私の場合はNOを選んだ理由は投資家として
そして一人のユーザーとして

納得できる種にこそ大切なお金を
投じたいと思ったからです。


タイトルとURLをコピーしました